意識改革の意味と方法とは?社員が変わるためにできることと注意点
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意識改革の意味と方法とは?社員が変わるためにできることと注意点

「社員の意識改革が必要だけど……」。社員教育や企業成長のために意識改革が求められていても「方法がわからない」という声がよく聞かれます。さまざまな文脈で用いられる意識改革とは何でしょうか?本記事では、社員の意識改革と方法について解説します。

社員の意識改革とは?

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社員の意識改革とは「従業員の仕事への価値観や取り組み方を変える」こと。

例えば「業績の向上」や「離職率の改善」の解決策をみつけるには、社員一人ひとりが仕事に対して肯定的な価値観を持つことが望まれます。

しかし、会社が一方的に社員の意識を変えることは難しいでしょう。個人の自由意志に関わる部分だからです。この点が意識改革の難しい部分でもあります。

社員の意志に関係なく意識改革を進めると、反発されて逆効果になりかねません。そのため、社員が意識改革を肯定的に受け入れられる方法を探すことが大切です。

意識改革の目的

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企業が社員の意識改革を行う主な目的は何でしょうか?4点をあげてみました。

1.企業の理念やビジョンを浸透

社員に企業の理念やビジョンを共有するために、意識改革が行なわれることがあります。

従業員が会社の理念に共感することで、将来性を描きやすくなるためです。そして、会社の中で自らの役割に気づき、働くことの意義を持ちやすくなります。

社員が「なぜその会社を選んで在籍しているのか?」また「何のために働いているのか?」という働き方の根本に振り返るきっかけとしても適切です。

企業の理念やビジョンを社員の浸透させる方法として、社内教育や研修を取り入れることをおすすめします。


2.働き方を見直す

働き方を見直すために意識改革は大切です。

最近、多くの企業が労働時間の短縮や有給休暇の取得を促進するようになってきました。しかし、業界によっては「休めない」「早く家に帰れない」雰囲気の会社もあり、社内の労働環境の改善と意識改革が迫られています。

長時間労働による睡眠不足は、業務効率だけでなく社員のメンタルヘルスにも不調をもたらします。とはいえ、いきなり働き方を変えるのは難しいのが現実です。そこで、社員の意識を変えて、働きやすい職場環境を作ることが必要になっています。

3.生産性と成果の向上

業務パフォーマンスを向上し、生産的な結果をもたらすためにも意識改革が役立ちます。生産性と成果の向上を目指すには、社内に定着した無駄や非効率な習慣を変えていく必要があるからです。

社員の意識改革を通して古い習慣を見直し、新しい習慣を作ることが大切です。社員のパフォーマンスが上がれば業績アップにつながります。

4.活躍できる機会を増やす

社員が活躍できる機会を作ることも意識改革につながります。

例えば、男性の管理職が多い職場の場合、女性社員にもリーダー職を与えれば、活躍の場がぐっと広がります。「部下を育成したい」「プロジェクトを成功させたい」という意識を持ちやすいからです。

役職に関係なく、アイデアや企画を積極的に採用する社内システムを作ることも、いい刺激になり社員の意識を変えやすいです。モチベーションの高い社員が増えれば、自然と活発な雰囲気の職場になっていきます。

意識改革を実践する流れ

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実際に社員の意識改革を行う流れを解説します。一概に「意識改革」と言っても、広く曖昧な概念に捉えられがちです。「何となく意識改革」をして失敗しないためのポイントを紹介します。

1.なぜ意識改革が必要なのか問題を把握する

まずは、何が問題なのか現状の把握をします。

社員の意識改革が必要な理由はさまざまです。例えば、経費の削減が必要な場合、何に多くお金を費やしているのかを見直さなければなりません。また、顧客サービスの満足度が低いなら、具体的にどんな理由で評価が低いのか調査する必要があります。

問題は全て社員の意識や行動に起因します。そのため、具体的な意識改革方法を検討するには問題をよく知ることが前提です。

2. 社員の意識改革をする具体的な施策を決める

課題に対する解決策を具体的に決めていきます。

例えば、経費削減が課題なら、オフィスの消耗品や電気代などを節約する必要があります。この場合、事情を社内に共有し、規則を設けて社員の意識改革をすることも一つの方法です。

人件費を抑える場合は社員の残業時間を減らすため、業務の効率化について学べる研修も選択肢になります。サービスの向上を目指すなら、おもてなしに役立つ研修もおすすめです。

3. マネジメント層から実践して広める

社員の意識改革を行う方法を決めたら、対象の社員だけでなく組織の上の人間も積極的に取りくむことをおすすめします。役員や管理職が率先して意識改革を行えば、会社の雰囲気が変わりやすいからです。

そのため、最初にマネジメント職の社員向けに教育を行い、お手本になれるように意識改革をするのも効果的です。

社員の意識改革に失敗しないためには?

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せっかく社員の意識改革を試みても、社員の反発を招いたり、慣れあいになったりして、うまくいかない場合があります。意識改革に失敗しないために気をつけることをまとめてみました。

■意識改革の理由と施策を具体化する

意識改革をしなければならない理由を明確化し、ソリューションを具体的に練ることをおすすめします。

例えば離職率が高い職場の場合は社員が辞めやすい理由を突き止めてみましょう。若手の社員が入社後数か月で辞める場合は、「社風に馴染めない」「将来像を描けない」などの可能性もあります。

退職を防ぐにはできるだけ早い時点で会社の理念やビジョンを理解し、共感してもらうことも有効でしょう。

具体的には新人研修や社内メンター制度の拡充などが考えられます。

■社員の自主性を尊重する

意識改革を強要せず、社員の自主性を尊重しましょう。

社内で意識改革を広めることはできますが、最終的に変わるのは社員一人ひとりです。そのため、意識改革について社員の理解を深めておくことをおすすめします。

従業員が意識改革を上からの指示と捉えているうちは、なかなか求める結果に近づくことは難しいです。拒否反応を示す人や反発する人も現れかねません。そうならないために、社内教育や研修などで啓発活動を行うことも効果的です。

■長期目線で取り組む

意識改革の成果は短期間で出ることはあまりありません。長期目線で取り組むことが大切です。

急に改革すると変化に社員がついていけなくなり、反発する可能性もでてきます。そのような事態を回避し、社員の意識を確実に変えるには、少しずつ改善する心構えが大切です。

また、意識改革をする途中で問題がおきたら立ち止まり、試行錯誤しながら改善する柔軟性を持つことをおすすめします。

社員の意識改革の方法を知り効率的に実践しよう

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働き方や社員エンゲージメントが注目される中、従業員の意識改革は、今やどの会社にも必要と言っても過言ではありません。社員の意識を変える方法と注意点をよく心得て施策を行うことをおすすめします。

NPO法人クロスフィールズでは、留職プログラムを始めとする越境学習を通して、社員の意識改革に役立つ施策をご紹介しています。社員研修でお悩みの人事担当者様は、公式noteやホームページをぜひご覧ください。


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