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他社留学とは?具体的な事例を交えてご紹介!

自社以外の場所で経験やスキルを積むことができる他社留学。

この記事では実際の事例を紹介しつつ、「他社留学では具体的にどんなことをするのか」「他社留学にのメリットとは」などの疑問についてもお答えしていきます。

他社留学とは?

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他社留学とは自社以外の組織で実際に業務を行い、そのなかで学びを深めることを指します。

一定期間、自社の社員を他社に派遣することで自社では培えないスキルや経験を得ることができるのです。

派遣先はベンチャー企業や社会的企業といった規模が小さく、スピード感を持って事業を進めている企業などがあるというのも他社留学の特徴です。"x

他社留学のメリット

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他社留学がどのようなものかお分かりいただけましたか。続いて、他社留学は組織にとってどんなメリットがあるのかについてご紹介します。

■新たな視点やスキルを持った人材の育成

他社留学のメリットの1つ目は自社ではできない経験が可能な点です。例えば大企業から小規模のスタートアップに他社留学した場合、新規事業に携わったりスピード感ある意思決定プロセスを経験することも可能でしょう。

全く違う業界に他社留学した際は、これまでとは異なる視点や思考方法を身につけることができる可能性があります。ですので、自社とは異なる文化や業種の組織で業務を遂行する他社留学によって、新たな知識やスキルを習得できます。

■社員の問題解決能力を養える

2つ目のメリットは社員の問題解決能力を養える点です。一般企業やベンチャー企業だけでなくNPOや社会的企業で行うケースも多い他社留学。派遣先の組織が取り組む社会課題の解決に携わる過程で、問題解決能力が身につくメリットが期待できるでしょう。

■社員のエンゲージメントが高まる

3つ目のメリットは社員エンゲージメントの向上です。他社留学では自社に所属しながら他社で経験を積めます。

そうすることで逆に自社の強みを俯瞰的に捉えたり、あるいは自分のスキルを再認識したりして、今まで当たり前だと思っていた自社の環境や文化を見直す機会になります。その結果、社員のエンゲージメント向上につながるでしょう。

他社留学の種類

他社留学の派遣先は主に国内企業と海外企業の2つのケースがあります。
この2つについて紹介します。

■国内企業に他社留学

国内企業に他社留学する場合は、一般企業やベンチャー企業へ留学するケースもあります。またNPOなどの団体や社会的企業に他社留学し社会問題の解決に携わるケースが多くみられます。

■海外で他社留学

海外に他社留学するケースでも、主に一般企業やベンチャー企業へ留学します。それ以外に新興国のNPOや社会的企業に他社留学を行うケースもあります。

国内ではなかなか身近にないような問題に関わることができるのがポイントとしてあげられます。また、英語やその土地の言葉などを同時に学ぶこともできるでしょう。

他社留学の事例をご紹介

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いま、さまざまな企業が他社留学の仕組みを人材育成に活用しています。
以下ではいくつか事例をご紹介します。

■トヨタ自動車株式会社

例えばトヨタ自動車株式会社では中堅社員が外部の企業に出向する教育制度があります。自社だけでは出来ない経験を積み、人間性や実行力を磨くことが目的です。

この制度を使用し、エンジニアの社員が1年にわたり人事サービスを手掛けるベンチャー企業に出向。カスタマーサクセスとコンサルティングなど、これまでとは全く異なる業務を経験しました。

■株式会社三越伊勢丹ホールディングス

株式会社三越伊勢丹ホールディングスでは社員の自律的なキャリア形成制度の一環として他社留学を実施。社員を東京地下鉄株式会社(東京メトロ)や復興庁に2年間派遣しました。

異なる組織で業務を経験した社員は新たな視点を獲得しただけでなく、自社の強みを見直すきっかけになったといいます。

他社留学で自社ではできない経験をしよう!

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この記事では他社留学について事例を交えて紹介しました。ご紹介した2社はどちらも独自の制度で実施していましたが、自社ですべて行うことは人的・時間的コストがかかります。そのため外部の事業者に委託するのも1つの方法でしょう。

例えば他社留学と同様の仕組みである「留職」を取り入れる企業もあります。詳細については以下のレポートをご覧ください

NPO法人クロスフィールズは企業の人材をNPOや社会的企業に一定期間派遣する「留職プログラム」をはじめ、さまざまな事業を展開しています。

具体的な取り組みは公式noteやホームページでご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


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