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「地域における難民との共生」をテーマに活動│ SAP第一期活動レポート

2023年11月〜24年5月まで、クロスフィールズのプログラム参加者向けに実施した「Sailors Acceleration Program(以下、SAP)」。これは社会課題の解決に向けたアクションや、そこに向けた学びに着手するための活動を、クロスフィールズが1on1による伴走や支援金の支給を通じて応援するものです。(第二期は2024年7月末より募集開始予定)

今回は第一期参加者の澤田さんによる活動レポートをお届けします!


SAP参加者の澤田といいます!現在外資系のカフェチェーンに勤めています。

このnoteは特に、会社人としてではなく、個人的に地域でなにか起こしてみたい人に一人でも多く届いたらうれしいです。

なぜSAPに参加したのか

クロスフィールズとは2017年の留職プログラムからのお付き合いです。SAPはビジネスだけでなく個人の活動も対象になると聞き、いいチャンスかもと思って応募しました。

というのも、現在社会人大学院で「難民との地域共生」について研究中で、単なるデスクリサーチからフィールドワークとして“アクセラレート”できるのでは!という期待を持ったからです。

難民認定率の低さが日本では長らく問題になっていますが、なかでも入管から一時的に拘束を解かれた「仮放免」の状態の人たちは、就労の禁止、医療費が全額自己負担、移動の制限などの厳しい制約をかかえます。そんな方々が地域に溶け込んでいくために何ができるか、を追求してみました。

どんな活動をしたのか

期間中の活動をひと言であらわすと「脚を運んで対話」です。自分の住む地域で難民を支援する団体に足繁く通い、交流活動に参加したり、勤め先と引き合わせたりと、自らも地域に溶け込みながら、いかにハブとして創発の環境を作れるかという点を模索しました。

支援団体が行っている交流活動の一つ、畑作業に参加

クロスフィールズの鈴木さん、原田さんとのチェックインと小沼さんの壁打ち、SAP同期からのフィードバックを経て、激励の言葉と背中を押される感覚に留職時を懐かしみつつ、活動に弾みをつけていきました。

▼活動のタイムライン

+月1でクロスフィールズとの1on1がありました
職場の人たちと難民写真展へ

2024年5月までにできたことは関係者をつなぎ合わせるところまででしたが、そもそも自分の住む地域で素晴らしい団体と、そこから派生するつながりの連鎖を発見し、その活動に関われていること自体がかけがえのない経験で、これから様々な相互作用と創発が生まれていくことが本当に楽しみです。

SAPを通じて得たこと

SAPに参加して一番良かったのは、新たな「サードプレイス」が見つかったことです。クロスフィールズのアラムナイコミュニティのなかでも、特にSAP同期とは近すぎず遠すぎない絶妙な距離感で、居心地の良い関係が築けています。元々知っていた人とは仲が深まり、新たな出会いがあり、今後も絶妙にカジュアルな交流を続けていきたいです。

留職時との違いでは、留職はある程度の意思決定権が現地団体にあるのに比べ、SAPは何をやる/やらないも自分の意思次第。なので、オーナーシップを持ちながらまた質の異なる手応えを感じることができました。

これから参加される方へ

自分なりの視点で今後参加される方に向けたSAPのおすすめポイントです。

1. テーマの柔軟性。仕事だけでなく個人の活動でもOK!
2. SAP同期という新たな自分のサードプレイスを発見できる
3. クロスフィールズのバックアップの安心感の中でオーナーシップを持ってチャレンジできる

特に最後の点は、留職時さながら、鈴木さん、原田さんのバックアップの下で「何か困っても大丈夫!」という安心感の下で動き回ることができました。クロスフィールズの皆さん、素敵なチャンスをありがとうございました!

今後もSAPコミュニティの中で、いろんな人たちと励まし合っていけることを楽しみにしています~

SAP同期のみなさんと(本人・写真右)

SAPの第二期は24年7月末より募集を開始します。
特設webページが完成次第、詳細をご案内しますのでどうぞお楽しみに!