クロスフィールズの働き方って?フレックスやリモートワークの活用術を聞いてみた!
持続的に社会インパクトを創出するため、クロスフィールズは一人ひとりのメンバーが働きやすい環境づくりに取り組んでいます。その施策の一つとしてフレックス制度※とリモートワークを導入し、多くのメンバーが活用しています。今回はメンバーの久保と原科(はらしな)から、どのように制度を活用しているのかを聞いてみました!
ラジオパーソナリティに子育て‥‥それぞれの活用法
ーーまず、お二人はフレックスをどのように活用していますか?
久保:去年は月2回、平日昼間にラジオ番組のパーソナリティをやっていたので、その時にフレックスを使用していました。最近では副業で中学生向けのオンライン授業のサポートもしているので、ここでも活用しています。
原科:自分は育児のために使っていて、特に子どもが発熱して看病しながら働く日などはフル活用しています。たとえば9:00-17:00までは途中で授乳のために2-3回ほど中抜けをしつつ、子どもを抱っこしながら仕事。17:00から20:30まで中抜けし、ご飯やお風呂、寝かしつけをする。その後20:30ごろに再開する……という流れです。
原科:フレックスだけでなく、1時間単位で取得できる時間有給も活用し、働きながら子育てしています。共働きの我が家では料理以外の家事を僕が担当しているので、フレックスとリモートがなかったら今の生活は成り立たなかったです。リモートだから子供を寝かしつけた後も働けるのも嬉しいですね。残った仕事を片付けて、安心して一日を終えられます。
久保:私もフレックスがなかったら副業とかできなかったかも……。前職時代からラジオパーソナリティや複数の企業と業務委託で仕事をしていたので、クロスフィールズに加入した後もこうした社外活動を続けられるのは本当に良かったなと思っています。
原科:そもそも、あっこさん(久保)はなぜラジオパーソナリティを?
久保:ラジオが好きだったというのと、人生を通じて「人が活き活きできる場づくりをしていきたい」という気持ちからかな。自分の強みは対話を通じて相手の良さを引き出したり、背中を押したりすることだと思っていて、これからも伸ばしていきたいんですよね。
だから副業では中学のオンライン授業でファシリテーションを担当していて、本業のビジネスパーソンとは違う相手に向けた場づくりに挑戦しています。ここでの経験を本業にもつなげられるので、本業・副業・趣味での学びが全てつながっている感覚です。
より制度を活用するための工夫とは?
ーーフレックスを使うときに気をつけていることはありますか?
久保:「自分はいつ働いているのか」をオープンにするようにしています。たとえば中抜けをする時は個人カレンダーに「off」と明記する、勤務開始時刻が遅くなる場合はその旨を反映する、など。
これはルール化されていてみんなもカレンダーに書いてくれるので、私もコミュニケーションがしやすいです。あとはクロスフィールズ関連の打ち合わせは基本的に9:00-18:00で設定する、くらいかな。
原科:子供の看病をしながら勤務するときは、その旨を事前にチームメンバーに伝えています。外部の方とのオンライン会議でも最初に「子供を抱っこしながらなので、泣き声が入っちゃったらすみません」と伝えているのですが、そこから会話が広がって一気に和んだりすることも。笑
自分らしく働くことが相手からの信頼に
ーークロスフィールズの働く環境についてどう感じますか?
原科:僕は3ヶ月の育休も取得したのですが、クロスフィールズでは育休が割と当たり前なので、育休に入る際の引き継ぎや復帰も大きな問題なくできたと感じています。
小さい組織だと「一人抜けたらチームに大きな穴ができてしまうのでは?」と思われがちですが、実際には仕事の優先順位を付けたり、事前に準備をしたりすれば、周囲を頼りながらちゃんと育休は取れました。
久保:色んなライフスタイルを送るメンバーがいるなか、みんながプライベートな時間を確保するために働き方を調整できるのはフェアな環境だよね。
クロスフィールズが提供するプログラムって、参加者が内省を通じて自分らしさを見つけていく側面もあるんです。だからプログラムを実施する私たちが自分らしく働けることは、パートナー企業や団体からの信頼にもつながると思うんですよね。実際に外部の方と話すときは副業をフックに仲良くなれたり、会話の幅が広がったりしています。
柔軟な働き方を通じて、自分らしいキャリアを拓く
ーーこれからどんなふうに働いていきたいですか?
原科:仕事と家庭をうまく交わらせて過ごしていきたいです。逆にいうと「家に帰ったら別人」みたいな、仕事と家庭の自分が分断されている生活は避けたいなと思っていて。家族との時間も大切にして日々を過ごすことが自分の価値観に合っているから、今後も実現していきたいです。
久保:実はこれまでNPOで働くなんて想像してなかったんですよね。でも縁あってクロスフィールズに入り、柔軟な働き方をしていくなかで、NPOや企業などの組織形態にとらわれず、キャリアを切り拓けるんだと気づきました。今後も仕事やプライベートの時間を通じて「人が活き活きできる場づくり」に取り組んでいきたいです。
編集後記
私がクロスフィールズに加入したのは2020年2月でした。当時はオフィス出勤とコアタイム勤務が当たり前で、毎日の満員電車が結構しんどかったことを覚えています。そんな組織がこの3年でガラっと変わり、働きやすさが格段にあがりました。この組織変革の裏には、経営層やバックオフィスのメンバーによる議論と試行錯誤の積み重ねがあったのだと想像しています。柔軟に働ける環境に感謝しつつ、自分らしい価値を生み出していきたい……インタビューを経て、そんなことを考えています。(松本)