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グローバル人材の育成に必要なステップを紹介します

グローバル人材のニーズが高まっています。新卒でも中途でもグローバル人材を採用要件として掲げる企業も増えているため、新たに採用によって募集することは難しい状況。そこで注目を集めるのが企業内におけるグローバル人材の育成です。グローバル人材とはそもそもどのような人材なのか、グローバル人材を育てるための育成プログラムについても紹介します。

グローバル人材とは?

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いま国をあげた施策として取り組まれている「グローバル人材の育成」。
グローバル人材とはコミュニケーション能力、語学力、主体性、柔軟性・対応力、チャレンジ精神、日本の慣習の理解がある、などの要素を備えた人材のことを指します。詳しくはこちらをご覧ください。

グローバル人材を育成するための5ステップ

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グローバル人材育成は主に5つのステップがあります。

①候補人材のリストアップ 
②人材の能力と課題を把握 
③育成計画の作成 
④育成計画のPDCAを回す 
⑤最適な現場に人材を派遣

それぞれのステップについて確認しましょう。

ステップ1:候補人材のリストアップ

最初の段階が候補者の選出です。既存の人事評価システムをベースにしながら、グローバル人材としてのスキルを兼ね備えているかを照らし合わせてリストアップします。絶対に必要な能力、できれば持っていて貰いたい能力、などに分けて点数化することをおすすめします

ステップ2:人材の能力と課題を把握

次にリストアップした人材がどのような能力を持っているか、なにが不足しているか、どのような能力を付加することでグローバル人材になるのかを分析します。リーダーシップやコミュニケーション能力といった基礎的な部分だけでなく、外国語能力や多様性に関する知識などを数値化する項目も含め、能力と課題について把握しましょう。

ステップ3:育成プランの作成

課題のリストアップが完了したら、育成プランを作成します。不足しているスキルをどのように補うのか、詳細かつ実行しやすいプランを作っていきます。育成方法は職場でのOJTや集合研修、越境学習など外部講座などさまざまです。MBA取得や語学力の向上のために学校で学ぶことも手段の1つでしょう。

ステップ4:育成プランのPDCAを回す

育成プランは状況に応じて柔軟に変更することも必要です。そのためにも実行中の育成プランが効果的か、適宜チェックすることが求められます。PDCAを回す際は、特にCheck(評価)とAction(改善)が重要となるでしょう。

ステップ5:最適な現場に人材を派遣

最終段階は研修を終えた人材をビジネスの最前線へ送り出すことです。グローバル人材となった社員が最も活躍できる現場とマッチングすることが大切になってきます。

その際、グローバル人材の候補は多ければ多いほど適材適所のマッチングが可能となります。そのため、人材育成は最初から有能な人に絞り込まず、ある程度の人数で実施し、組織全体としてグローバル人材を増やすことが必要です。

グローバル人材の育成は長期的な取り組みが重要

グローバル人材が増えると企業のグローバル化が加速し、結果として企業の価値向上にもつながります。一方で、グローバル人材には語学力、主体性、積極性、多様性などが求められます。そのため長期的な視点をもち、計画的に育成していくことが必要です。

座学だけはなく、現場で人と接しながら学ぶ研修も効果的でしょう。その方法はさまざまありますが、自らの所属する職場や業務の枠を越え、学び・成長の機会を得る「越境学習」を取り入れるのも有効です。越境学習についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

NPO法人クロスフィールズは、社会課題の現場と企業で働く人をつなぐさまざまな事業を行っています。具体的な取り組みは公式noteやホームページでご紹介しています。ぜひ参考にしてください。



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