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SDGsとは?具体的な取り組み内容を含め解説します!

近年、SDGsはニュースでもよく話題に上ります。しかし名前を聞いたことがあってもどのようなものなのか、あるいはどのような取り組みが行われているか、ご存じない方が多いのではないでしょうか。この記事では日本企業や学校などでのSDGs実現に向けた取り組みについて解説していきます。

SDGsについて

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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語では「持続可能な開発目標」という意味です。世界共通の目標として2015年に国連で採択され、17のゴールと169のターゲットから構成されています。

設定されているゴールは
・貧困をなくす
・飢餓をゼロにする
・不平等をなくす
・すべての人に健康と福祉を
などがあります。

SDGsの目標は世界中の人が豊かで公平に暮らせるようにと作られたものです。これらの目標は社会・経済・環境の3分野に分けることができます。17のゴールを達成するには、企業・行政・NPOなどのあらゆるセクターが手を取り合い、協力して取り組むことが不可欠です

2030年までにこれらの目標を達成するために、世界中で様々な取り組みが行われています。

SDGsの取り組みにはどんなものがあるの?

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SDGsの概要をお分かりいただけたと思います。しかし、SDGsの目標や概要が分かっても、具体的な活動などを思い浮かべるのは難しいですよね。この項目では企業と学校がどのような取り組みを行なっているのかを紹介します。

企業の取り組み事例

国内外を問わず、さまざまな企業がSDGsに取り組んでいます。企業にとってSDGsに取り組むことは、企業イメージの向上やSDGsを通して新たなビジネスチャンスが生まれるなどのメリットがあります。以下では企業の取り組み事例を2つご紹介しましょう。

企業の事例①トヨタ自動車

1つ目はトヨタ自動車です。トヨタ自動車ではSDGs達成に向けて「交通事故者ゼロ」「安心安全で良品廉価な車づくり」などを目指しています。例えば「交通事故者ゼロ」の達成のために、自動運転技術の開発などに着手しています。こうしたデータをAIで解析することで、交通事故者ゼロの実現に向けた技術の向上を目指しているのが評価のポイントです。

企業の事例②キリンホールディングス

2つ目にご紹介するのは飲料メーカーのキリンホールディングスです。同社では自社商品を通じて環境や資源などに関する取り組みをしています。一例をあげると、缶チューハイの「氷結」で福島の梨を使うという取り組みを行いました。この取り組みには、東日本大震災で被害を受けた福島の風評被害の解消を後押ししたいという狙いがあります。

このように、さまざまな企業が自社の商品や事業、強みを生かしてSDGsに取り組んでいます。

学校の取り組み事例
SDGsに取り組んでいるのは企業だけではありません。学校でも取り組みは始まっています。学校での具体的な事例を2つ紹介しましょう。

学校の事例①お茶の水女子大学附属高等学校

1つ目は、お茶の水女子大学附属高等学校の事例です。同校では総合的学習の時間にジェンダー平等に向けた啓発に取り組んでいます。具体的な内容としては、ジェンダー平等に向けた啓発映画の上映とトークショーや、独自開発のLGBTワークショップなども積極的に行っています。

学校の事例②美作大学

2つ目は美作大学です。大学の授業を通じて食品ロスの現状や課題に気づいた学生たちが中心となって食品ロス削減サークルを立ち上げ、フードバンク活動の手伝いや地域イベントでの食品ロスの啓発活動などを行なっています。それらの活動を通じて食品ロス問題の解決だけでなく、世代間交流や地域活性化などの効果も期待できるとみられています。

SDGs達成に向けた一歩を踏み出そう

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この記事では、SDGsとは何か、どのような活動が行われているかについて紹介しました。SDGsは、世界中の人が豊かで公平に暮らせるようにと作られ、世界共通の目標として2015年に国連で採択されました。

SDGsへの取り組みはハードルが高いように感じるかもしれませんが、すでに取り組んでいる企業や団体、学校も多くあります。それぞれ、自社や組織の強みを活かして、社会に貢献すべく活動を行っています。

ぜひ、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

NPO法人クロスフィールズでは、「留職」などさまざまな越境プログラムの運営を通じてSDGs #17 「パートナーシップで目標を達成しよう」を推進しています。興味のある方は公式noteやホームページなどをぜひ参考にしてみてください。