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チームビルディングには余白が必要?逗子の山奥で見つけた組織の多様性

「オンラインのコミュニケーションもいいけど、何か物足りない‥‥」。リモートワークが定着して2年以上が経ちますが、そんなことを感じる方も多いのではないでしょうか。

クロスフィールズでは2022年5月にチームビルディングを目的とした合宿を2年ぶりにリアルで実施し、オンラインではできなかった「非日常の時間と空間をメンバーで共有する」ことを経験しました。

1日目は逗子でレクレーション、2日目は都内で次年度に向けた議論を深める時間を過ごしました。どんな時間となったのか、合宿の企画を担当した広報・松本がお伝えします!

合宿をする理由と今年のテーマ「はじける」

これまでクロスフィールズでは、次年度に向けてチームビルディングを図る1泊2日の「合宿」を行っていました。しかしコロナ禍で業務が完全リモートとなり、ここ2年ほどは合宿もオンラインで実施していました。

このリモート勤務によって働きやすさや効率性は上がった一方で、「以前よりも余白がない」「オンラインでの集中議論に疲れる時がある」という声がちらほら聞こえていました。

一度みんなで思い切り楽しむ時間をつくりたい‥‥そんな思いから2022年の合宿はリアルで実施し、「はじける!」をテーマに2日にわたる日帰り形式で行いました。

大人がとにかく遊んだ1日

1日目の舞台は逗子にある原っぱ大学。「大人と子どもが感じるままに思い切り遊ぶ場」をテーマに様々なアクティビティを提供されています。

原っぱ大学にした理由は、「大自然に囲まれてはじけられそう!」と思ったから。代表の塚越さんに団体ビジョンを刷新したことやチームの課題感を共有し、テーラーメイドでプログラムを作っていただきました。

当日は逗子駅に集合。久々の対面でメンバー同士の会話が弾むなか、25名で山のなかへ向かいました。

およそ20分の道のりは、前日の雨の影響で泥道に。ここからすでにアトラクションでした‥‥なんとか無事に登りきると、目の前には遊び場が広がっていました。

到着後はさっそくフリータイム。ブランコや沢登りでめいっぱい身体を動かすメンバーもいれば、森のなかでゆっくりリラックスするひとも。思い思いの形ではじけていきました。

続く時間では、4チームで焚き火づくりに挑戦しました。薪集めから火起こしまで、試行錯誤しながら各チームともどうにか成功。起こした焚き火でBBQをしたあとは、各チームで雑談したり、木漏れ日を楽しんだりしました。

最後は「絵を描く」プログラムです。これは大きな白いキャンバスに一人ひとりが絵を描き、1つの作品をつくっていくというもの。テーマは「わたしを描く」です。

このテーマの背景には、いつも「クロスフィールズ」として議論しているメンバーに、主語を「わたし」に戻し、思い切り表現してもらいたい、という思いがありました。

じっくり考えながら描く、直感で一気に仕上げる‥‥それぞれの形で絵を描いていくメンバーたち。一人ひとりの絵は、最後に一枚の作品になりました。

気づけば日が暮れはじめる、あっと言う間の1日でした。心地いい疲労感とともに帰宅し、続く2日目は都内のレンタルオフィスで次年度に向けたディスカッションを実施。内容は戦略議論と真面目でしたが、前日にリフレッシュした効果もあってか普段とは少し違った視点からの意見やアイデアが聞こえてきました。

チームビルディングには余白も大切

メンバーから「自然の中でリフレッシュできた」「ゆったりと仕事以外の話をできた」などの声が届いた今回の企画。今のクロスフィールズにとって、このような「通信環境のない空間・時間を共有する」ことはとても貴重でした。

私自身、オンラインでのコミュニケーションでは「45分の会議で、できる限り物事を前に進めよう」などと考えがちで、メンバーとの余白の時間をなかなか生み出せずにいました。

一方で合宿1日目は余白だらけ。大自然を駆け回り、アジェンダのない会話を重ねていくうちに、私自身もこれまで知らなかったメンバーの顔が見えた気がします。

たとえば黙々と火起こしに没頭する、見知らぬ場所でどんどん冒険する、会議では早口なのに自然の中ではゆったり話す‥‥そんな顔をみるうちにメンバーそれぞれの個性を実感し、「クロスフィールズは多様なひとで作られているんだ」と感じました。

一人ひとりが個性を発揮できる環境づくりには、ときに余白の時間も大切だと思います。今後もメンバーが同じ空間で余白を楽しめる企画を実施していきたいです。(広報・松本)

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