自律型人材とは? 4つの特徴と求められる背景
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自律型人材とは? 4つの特徴と求められる背景

「自律型人材」を求める人物像として掲げる企業が増えています。自律型人材は決して新しい概念ではなく、以前から採用の現場では求められてきました。なぜ今、急に脚光を浴びるようになったのでしょうか。
そもそも自律型人材とはどのような人材なのか、自律型人材の4つの特徴と、自律型人材が求められるようになってきた背景について解説します。

自分の意志で行動する自律型人材とは

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採用や研修を行う部門で求める人材像としてあげられる「自律型人材」とはどのような人材なのか、その概念と特徴について紹介しましょう。

指示を待たずに行動できる

「自律型人材」の「じりつ」は「自立」ではなく「自律」。「自律」とは「自らを律する」ことであり、他からの強制や命令で行動する「他律」の対義語になります。

自律的に行動できる人物を指す「自律型人材」とは、揺るぎない価値観や自分の「軸」をもち、それを指針として考え、行動できる人を指します。例えば上司から細かい指図がなくても、考えながら主体的に仕事を進められる人材です。

自律型人材の4つの特徴

自律型と定義する人材は大きく4つの特徴を併せ持っています。自発性・オーナーシップ・独創性・周りを巻き込む力です。この4つの特徴について確認しましょう。

その1:自発的に仕事へ取り組める
自発的に行動できることは自律型人材のの特徴の1つ。ただ与えられた指示をこなすのではなく、一度考えてから行動したり、あるいは主体的に仕事を作り出したりできる人材です。

ビジネスの現場では上司からの指示や部署のルールだけに従うのではない、いわゆる指示待ち人間ではないことが最大の特徴です。

その2:オーナーシップがある
自律型人材は仕事に対するオーナシップも備えています。オーナシップとはその仕事への当事者意識によって生まれるものです。主体的に行動することで、オーナーシップが生まれるのです。オーナーシップのある人材は、自分が立てた計画を最後までやりきる粘り強さがある、ともいえるでしょう。

人から「命令された」と感じているうちは最後まで「自分のこと」として責任を全うできません。自ら主体的に行動することで、行動に責任感が生まれるという相乗効果が期待できるともいえます。

その3:独創性がある
事業内容や部署によっては過去に十分な実績があり、過去の方法を踏襲することで課題解決や目標到達がかなうケースも多いでしょう。しかし、自律型人材はそもそも従来の型に収まることを嫌います。

自ら考え行動できる自律型人材は、既存のやり方をただ踏襲するのではなく、状況に応じて柔軟に対応したり、新しい方法やアプローチで物事に取り組むことができます。そしてその結果、これまでの方法では生み出せなかった成果を生み出したり、新しい事業の創出につながったりします。

すべてが成功するわけではないにしても、より大きな成果を得るために新しい領域に自分の考えでチャレンジするマインドに富んでいる、それが自律型人材です。

その4:周りを巻き込む力がある
仕事に限らず、物事を達成するためには自分ひとりの力だけでは難しいのが世の常です。例えばトラブルが生じたときに、部課の垣根を越えて同僚とコミュニケーションを図るなどの策を講じ、自分だけでどうにかしようと考えたり、チームの中だけで対処しようと思ったりしないのが自律型人材です。

自律型人材は周りの人を巻き込んで事業を進める力も兼ね備えています。例えばトラブルが生じたとき、部署の垣根を越えて同僚に相談し、協力してもらうことで迅速に解決していく。こうした巻き込む力も必要となってきます。

まとめ:自律型人材とは

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自律型人材についてまとめると、揺るぎない価値観や自分の「軸」をもち、それを指針として考えて行動できる人を指します。自発性・オーナーシップ・独創性・周りを巻き込む力を兼ね備えているのも特徴です。

自律型人材の採用が急務とはいえ、少子化が進み、新卒・転職を問わずピンポイントで自律型人材を採用することは非常に困難でしょう。この育成は自社だけで取り組むには難しい部分もあり、「越境学習」など外部研修を取り入れることも1つの手段です。越境学習についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

NPO法人クロスフィールズでは、自律型人材の育成にも効果的な「留職」など様々なプログラムを運営しています。興味のある方は公式noteやホームページなどをぜひ参考にしてみてください。


社会課題の現場と企業で働く人をつなぎ、課題解決とリーダー育成を目指すNPO法人クロスフィールズの公式noteです。新しい取り組みの数々や、その裏にある一人ひとりの物語をお届けします。