社会課題の原体験を持つ50名以上がセクターを超えて出会う! CEG2023イベントレポート
クロスフィールズは2023年8月26日(土)に、イベントCross fields Empowerment Gathering(通称「CEG/セグ」)をリアル開催しました。
本イベントは留職や社会課題体感フィールドスタディ/ワークショップなどのプログラム卒業生やクロスフィールズのパートナー企業/団体の方々を招いて実施。
当日は50名以上が集まり、「社会課題の現場での原体験」という共通点を持つ者同士、セクターの枠を超えてつながり刺激し合いました。その様子をレポートします!
セクターの枠を超えたつながみを生み出す”CEG”とは?
クロスフィールズでは2015年より、留職やフィールドスタディなどのプログラム卒業生「アラムナイ」を活性化するコミュニティづくりを実施しています。「アラムナイの方々も巻き込んで、社会課題が解決され続ける世界」の実現に向けて、企業を超えたつながりや参加者同士の刺激を生み出しているのです。
その一環として、年に1度の大規模イベントCross Fields Empowerment Gathering(通称「CEG/セグ」)を2019年より実施し、「社会課題の現場での原体験」という共通点を持つ者同士が企業の枠を超えてつながる機会を提供してきました。(19年開催のCEGの様子はこちら)
コロナ禍でリアル開催は一時休止していましたが、今年は4年ぶりに実現し、東京・大手町の会場に50名以上が集まりました。今回は再びアラムナイとのつながりを生み出したい、そしてアラムナイが一歩踏み出す後押しをしたいという気持ちから「RESTART(リスタート)」をテーマとして企画しました。
集まったのは留職、社会課題体感フィールドスタディ/ワークショップ、ソーシャルセクターのパートナー団体の方々などです。
初めて会う相手同士でも、「同じプログラム卒業生」「同じ国や地域のプログラムに参加した」といった共通の話題で盛り上がりました。
ゲスト対談、クロストークにワークショップ……熱気あふれる3時間
今回のCEGは3時間にわたり実施し、ゲスト対談やクロストーク、参加者のミニワークショップを行いました。
最初にアラムナイ事業担当の松本より、新施策「Sailors Acceleration Program」のローンチを発表。これはアラムナイが社会課題の解決に繋がりうる自身の関心事を深めるために自由に使用できる支援金をお渡しし、クロスフィールズが挑戦を応援するプログラムです(詳細はこちら)
ゲストトークでは、SSIR-J共同発起人でありアラムナイの最大の応援者でもある井上英之さんお招きし、クロスフィールズ小沼との対談を実施。「コレクティブインパクト」をテーマに45分の対話を展開しました。
対談を聞いた参加者からは「身の回りで感じる小さな違和感を深掘ったり発信したりすることがやがてコレクティブインパクトとなり、社会課題の解決につながると感じた」などのコメントがありました。
続くクロストークには留職やフィールドスタディのアラムナイが登壇し、「プログラムでの学びをその後のキャリアにどう活かしたか?」をテーマに対談。
越境での学びやそこで見つけた自身のパーパスを大切にしながらキャリアを切り拓いていった2名には、「越境後もチャレンジを続けられた理由は何か?」「どのように周囲の人々を巻き込んでいったか?」などの質問が寄せられ、会場はさらに盛り上がりを見せていきました。
イベント参加者によるワークショップでは、Sailors Acceleration Programと絡めて「もし10万円の支援金を自由に使えるなら、どのように使うか?」をお題としたブレストを行い、その内容を参加者同士で共有。
それぞれが関心のある社会課題や身近な課題に対して、どのようなアクションを取れるか?と想像を膨らませていきました。
組織の枠を超えてつながり、社会課題を考える
ネットワーキングでは話に花が咲いて時間延長になるなど、盛況のまま幕を閉じた今回のCEG。
参加者からは「日常の業務に集中しがちだったが、身近な社会課題を考える機会になった」「初対面の方ともすぐ打ち解けられ、居心地のよい時間だった」などの声が寄せられました。
クロスフィールズもイベント参加者の方々から多くの刺激をいただき、改めてネットワークの豊かさを実感する機会になりました。今後もイベントを含め、様々なアラムナイ向けの施策を実施していく予定です。
おまけ:パートナー団体の魅力もお届け
今回のCEGではクロスフィールズのパートナー団体の魅力をもっと知っていただきたい気持ちから参加者にお土産をお渡ししました。
内容は写真左から、留職で協働している雨風太陽さんが手掛けるポケットマルシェよりお取り寄せしたクッキー、坂ノ途中さんのオリジナルブレンドコーヒー、社会課題解決ワークショップの舞台の1つである小布施町より桜井甘精堂さんの栗水ようかんの3点です。
次回はどんな美味しいをお届けしようかな……なんて今からワクワクしています。(広報・松本)