KIRINのビジネスマンが宮城県・石巻のホップ畑から社会課題に取り組む!
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KIRINのビジネスマンが宮城県・石巻のホップ畑から社会課題に取り組む!

クロスフィールズは新規事業のひとつ、国内留職(CSV型)をスタートしました。その第一弾として、キリンホールディングス株式会社の土橋さんが2020年5月から一般社団法人 イシノマキ・ファームでの留職を開始。1ヶ月にわたったリモート業務を終え、6月下旬より現地での活動が始まりました。そこではどんな経験が土橋さんを待っているのでしょうか。その1週目に密着してきました。

海外での留職が一転、国内に

本来であれば、ベトナムでの留職を予定していた土橋さん。入社当時から抱いていた「食で世界中のひとをつなぎ、笑顔を届ける」という自身の志を達成するためプログラムに応募し、派遣先の団体も決定していました。しかし2020年3月下旬、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて渡航中止を余儀なくされてしまいます。そんななか、国内でも「食を通じた社会課題の解決」に取り組む可能性を探った結果、とある団体への派遣につながりました。

その団体とは、宮城県・石巻市を拠点に活動する一般社団法人 イシノマキ・ファームです。労働市場で不利な立場にある人々の雇用創出に焦点を当てた「ソーシャルファーム」を理念に、様々な事業を展開しています。具体的には、社会的弱者とされている人々に農園で働く機会を提供する「就労支援」や、若者の移住と就農をサポートする「担い手事業」など。食や農業を通じた人々の交流を生み出すことで、地域の活性化も目指しています。

農作業からわかったこと、とは?

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(ビニールハウスで作業する土橋さん)

留職の初日から土橋さんは現場へ入り、イシノマキ・ファームへの理解を深めていきます。この日は中間就労支援プログラムの参加者と実際に農園で働きました。社会で働くことが難しいとされる方々と草刈りや土運びといった農作業することで、彼ら・彼女らの真面目さを目の当たりにしていきます。「こういった就労支援こそ、本当に社会から必要とされている取り組みだと思う」土橋さんは事業の意味を肌で感じているようでした。

その一方で就労支援事業からは利益が生まれていない、という団体の現実も知ることに。どうすれば経済的にも持続可能になるか、そのために自分ができることはなにか。事業の重要性を体感した土橋さんは、考えをめぐらせている様子でした。

スタッフの「想い」に触れる

ほかにも土橋さんが現地でわかったことがありました。スタッフと打ち合わせを重ね、議論をしていくなかで、一人ひとりが仕事にかける「想い」を知ったと土橋さんは言います。

「石巻の特産物を広めて地域活性化につなげたい」と全力で農業に取り組むスタッフや、「食を通じて世界を平和にしたい」と語るスタッフの姿から、ぼくも食で社会を良くしたいんだって改めて思ったんです

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(スタッフ(中央)から農作物の説明をうける土橋さん(右) )

「食を通じた社会課題の解決」という同じ志をもち、「農業」というかたちで取り組む若手スタッフたち。彼らの姿に動かされた土橋さんは「2ヶ月という残された期間で、自分がイシノマキ・ファームにできることはなにか」ひたすら考えていました。

土橋さんに起こった変化

実際に現場を見て、事業を体感していった土橋さん。これからの業務について、当初から予定しているイベントの企画や農産物のマーケティングに加えて、スタッフに自分の知識を共有することで、組織力の強化も図りたいと語りました。

自分がいなくなったあとも組織が安定して持続し、さらに成長して社会へのインパクトを生み出すためには何が必要かずっと考えてきた。その答えのひとつとして『みんなが協力しつつ、一人ひとりがより主体的に活動できる環境』ではないか、と思っている。そのため、これまでKIRINで培ったマーケティングやビジネススキルを伝えることで、組織と個人の成長のために伴走していきたい

自分の業務期間だけではなく、団体の未来も真剣に考える彼の姿は、もはや「イシノマキ・ファームの土橋さん」に変わっていました。大企業からソーシャルセクターへ、そして東京から石巻に舞台を移した土橋さんは、どんな挑戦をしていくのでしょうか。これからがとても楽しみです。

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(写真左から:土橋さん、イシノマキ・ファーム代表・高橋由佳さん、スタッフ・石牧 紘汰さん)


社会課題の現場と企業で働く人をつなぎ、課題解決とリーダー育成を目指すNPO法人クロスフィールズの公式noteです。新しい取り組みの数々や、その裏にある一人ひとりの物語をお届けします。