社外留学とは?目的やメリット、具体的な事例について解説
見出し画像

社外留学とは?目的やメリット、具体的な事例について解説

社外留学とは、社員が全く異なる環境で一定期間働くことです。一見自社の業務とは関連しないようにも思えますが、実際は企業にも社員にも多くの気づきにつながるのです。この記事では社外留学の概要やメリット、社会人が参加できる具体的な例について紹介します。自身のスキルアップを考えている方や職場の雰囲気を変えたいと思っている管理職の方などはぜひ参考にしてください。

社外留学の前提にある「越境学習」

画像1

まず社外留学とはどのような活動なのか概要をご紹介します。社外留学は越境学習の一種で、所属する企業の枠を超えた場所で社会問題や課題を解決するために働くことです。

社外留学のメリットとしては、所属する企業に新たな知見をもたらすという側面と、社外留学をした社員が自身の強みに気付いたりマネジメントスキルを発揮したりすることで次世代のリーダーとして成長できるという側面があります。

■社外留学のポイント①「越境」

社外留学とは、所属する会社外の環境で働くことで、越境学習の形式のひとつです。越境学習とは、ビジネスパーソンが自らの所属する職場や業務の枠を越え、学び・成長の機会を得る活動の総称を指します。

つまり越境学習は新たな価値観やキャリア形成の必要性に大いに貢献できることから社外留学のポイントです。

■社外留学のポイント②「実践」

社外留学では普段とは異なる環境に身を置き、限られた期間で成果を求められる場合もあります。

その場合、自ら課題を発見したり、周囲を巻き込んだりして、主体的に事業を進める経験を積むことができます。こうした実践を通じて自社での業務だけでは獲得できない知識や経験を得ることができ、最終的には自身の成長につながるのです。

社外留学を導入するメリット

画像2

社外留学には、現地で貴重な経験をした社員はもちろん、組織にも大きなメリットがあります。

■従業員へのメリット

社外留学で従業員が得られるメリットは参加するこで自己成長につながることです。

例えば大企業から小規模のスタートアップに他社留学した場合、スピード感ある意思決定プロセスやどんどん新規事業を進める経験が可能かもしれません。

また、全く違う業界に社外留学した際はこれまでとは異なる視点や思考方法を身につけることができるでしょう。

■組織へのメリット

社外留学は参加する従業員だけでなく、送り出す組織にもメリットがあります。

社外留学を経て新しい視点や思考方法を身につけた従業員が活躍することで、社内の活性化につながるのです。社外留学で成長した従業によって新しいイノベーションが起こったり、社外留学の経験者から他の従業員が刺激を受けたりして組織に新しい風を生み出すことができるでしょう。

社外留学の3つの事例

画像3

社外留学にはさまざまな形があります。ここでは社外留学の例として企業が行うプロボノのほか、誰でも参加ができる社外留学の例としてMBA取得と青年海外協力隊を紹介します。どのような形式が自分に合っているの参考としてください。

■MBAの取得

MBAは国内外の大学で得られる学位で、Master of BusinessAdministrationの略称です。昨今はオンラインで学べるケースもあります。

実務経験を活かして経営のセオリーからデータサイエンス、最新テクノロジーなどさまざまな分野について高度な知識と実践力を身につけることができます。

MBAでは自ら考え抜いて結論を導く能力が得られるだけでなく、切磋琢磨できる仲間を得たりビジネスにおける志など生き方の軸が見つけられたりするケースが多くみられます。

■青年海外協力隊への参加

青年海外協力隊は、原則2年間の任期で新興国のニーズに応じたを人材を派遣する事業です。

従来は勤務先を退職して参加する方が多くみられましたが、職場の理解が得られれば籍を残したまま参加し、任期が終わったら復職することが可能です。

青年海外協力隊では、190種類以上の職種があります。参加することで視野が広がることに加え、社会課題に直接かかわる経験は、職場に戻った後も大きく役立つでしょう。

■越境学習プログラムの活用

パナソニックでは越境学習のひとつ留職プログラムを導入しています。これは社員をインドやインドネシア、ベトナムなどに社員を派遣し、現地の課題解決に取り組むというものです。具体的には貧困層の衛生環境改善を支援するNGOや医療改善に取り組む社会的企業などさまざまな団体に派遣しています。

留職プログラムは社会人が専門性を活かして参加するプロボノとして、自分の専門性を社会課題解決に活用可能です。参加する社員は中堅からベテランまでさまざまな階層にまたがり、出張ではなく海外の団体と現地の課題に取り組むことで普段と異なる仕事の進め方や社会的背景に触れ、結果としてリーダーシップや多様性の受容力につながります。

社外留学は、自社だけでは得にくい貴重なスキルアップの場に!

画像4

社外留学は社員の実践的なスキルアップに加えて企業にとっても新しい風が取り入れられるなど多くのメリットがあります。また、行う際は「越境学習」と「実践」の2つのポイントを抑えることが大切です。

NPO法人クロスフィールズでは「留職」など越境学習プログラムの運営だけでなく、越境学習の調査研究や情報発信をさまざまな外部組織や有識者の方々とともに取り組んでいます。詳しい取り組み内容は以下をご覧ください。


社会課題の現場と企業で働く人をつなぎ、課題解決とリーダー育成を目指すNPO法人クロスフィールズの公式noteです。新しい取り組みの数々や、その裏にある一人ひとりの物語をお届けします。