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世界一周の果てに飛び込んだクロスフィールズで待っていたもの

電機メーカーから様々な体験を経て加入した法幸は、クロスフィールズでは国内外のステークホルダーから刺激を受ける日々を送っていると語ります。

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      法幸勇一(ほうこう・ゆういち)*写真・中央
新卒で電機メーカーに入社し、事業・販売戦略の立案、新製品開発のプロジェクトマネジメントなどを担当。退職後、世界一周とカナダや日本でのNPO勤務を経てクロスフィールズへ。現在は事業副統括マネージャーを担当。
趣味は海外旅行とカラオケ。その瞬間を生きることに命をかける大阪人。

加入のきっかけは世界一周

新卒で入社した電機メーカーでは海外市場を担当していました。けれど商品を通してではなく、直接人の役に立つ事業に携わりたいという想いが芽生え、7年目に思い切って退職。自分の目で社会の現状を見るため、世界一周の旅に出ました。そのときビジネスで社会課題を解決する企業家たちに出会い、たくさんの刺激を受けました。

この刺激を抱きながらカナダと日本のNPO勤務を経てクロスフィールズに加入します。ぼくは「世界と日本をつなげる」を生涯のテーマにしているので、クロスフィールズの事業こそが心からやりたいことだと思ったんです。

仕事を通じて出会う「戦友」たち

プロジェクトマネージャーは留職やフィールドスタディなどの事業に企画から現地同行、プロジェクトの報告会という全てのプロセスで携わります。留職は1案件が3-9ヶ月ですが、終わる頃には留職者と「組織と企業」ではなく「人と人」としてつながっています。同じゴールをもち、それに向かって一緒に走り続けるので、留職者たちは僕にとって「戦友」なんです。

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特に忘れられないのが初めて担当した留職案件。プロジェクト前半は留職者である彼女をただ優しく見守っていました。厳しくして彼女を潰してしまうのではないか、と怖かったんです。

一方で、彼女は現地活動を通じて見えてくる自分自身の課題に向き合えていない現状が浮き彫りになっていました。それなのにぼくは彼女に優しくするばかりで、効果的なフィードバックを与えられませんでした。そんななか、彼女が所属する企業の方から「厳しくした結果、彼女が潰れてもそれは仕方ない」と言われ、覚悟が決まりました。

それ以降は彼女に率直なフィードバックを行うことを決め、時に厳しく突っ込むことも。ただ突っ込むだけじゃなく、どうやって課題に取り組むか、毎週のビデオミーティングで一緒に作戦を立てました。

すると彼女にも変化が見られ、一つひとつの課題に取り組むようになりました。その結果、活動を締めくくる最終報告会では、現地の代表から「君はこのチームでリーダーだ」と言われるほど、彼女の活躍は認められていました。

このプロジェクトを振り返って思うのは、留職者を信じて真剣に向き合ったら、相手もそれに応えて本気になり、最終的には現地への貢献につながるということ。留職は留職者だけでなく、自分も変わり、成長することができます。だからクロスフィールズでは毎日が成長の日々なんです

新興国のリーダーたちから受ける刺激

現地で社会課題に取り組むNGOや企業からも刺激を受けています。インドで出会った企業家はすごかった。彼は村にE-リキシャ(自転車タクシー)を導入しました。

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インドで出会った社会起業家 とE-リキシャ

従来のディーゼル型では、排気ガスによる健康被害が生じていたので、電力で動くE-リキシャはとても画期的でした。インド全土で問題となっている大気汚染の削減にもつながります。ただしドライバーはオートリキシャを一括で買えるほど余裕がありません。

そこで彼らにオートリキシャを無料で提供し、売り上げの数%を払い続けてもらいます。毎月の支払いがリキシャ代に到達したら、オートリキシャは晴れて自分のものになるという仕組みです。これが成功しています。創業者は人々にヒアリングをして課題を見つけ、その解決策としてビジネスをスタートしました。彼のすごいところは目の前の健康被害だけでなく、将来につながる環境問題にも取り組んでいること。解決している社会課題はひとつじゃないんです。

そんなリーダーたちと事業を通じてたくさん出会ってきました。海を越えてこんな人たちと一緒に働くのはめちゃくちゃ面白いし、これができるのはクロスフィールズだけじゃないかと思います。

様々なひとを巻き込んで社会の課題を解決したい

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今後は様々なステークホルダーを巻き込んでひとつの社会課題を解決するプロジェクトを実現したいです。例えばある村で問題となっている糖尿病に対して、現地の状況を熟知するNGOと現地政府、そして医療IT技術をもつ日本企業をつなげて解決するような仕組みをつくりたい。

クロスフィールズにはこれを実現できる土壌があると思います。それは今まで築いてきたコネクションだけではありません。 カルチャーや環境も理由のひとつです。

成長とチャレンジが同時にできる環境

クロスフィールズに入って驚いたことがとにかく何でも任せてくれること。じゃあやってみて、と振られることが日常茶飯事です。

初めてでも、とりあえずやってみる。やってみたいなら声をあげるのが当たり前で、声をあげれば任せてもらえる。ひとりひとりが自律しているからこその文化であり、環境です。

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このチャレンジできる環境のおかげで、ぼくは今まで以上に何にでも挑戦するようになりました。協働する外部の人々からもいい刺激を受けています。留職者をはじめ、現地の団体やクロスフィールズのメンバーは毎日本気だからです。負けていられません。

常に「いま、何をすべきか」を自分自身に問いかけ、重要だと判断したらすぐ取り掛かる。そのスピードが身につきました。この姿勢を大切に、これからもチャレンジを続けていきたいです。

クロスフィールズでは、現在プロジェクトマネージャーを新規募集しています。詳しくはこちらをご覧ください!https://crossfields.jp/aboutus/recruit/

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