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社員モチベーションはなぜ重要なのか?重要性と向上施策をご紹介

仕事に対するモチベーションが低い社員に対して、企業は何ができるのでしょうか?社員のモチベーションが低いと効率的に業務を遂行しにくく、会社の業績にも影響する可能性が否めません。会社に対する不満が募り、早期離職につながることもあります。
この記事では社員のモチベーション向上施策を検討されている人事担当者のために、効果的な方法をご紹介します。

社員モチベーションが上がらない理由とは?

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なぜ社員のモチベーション低下は起きるのでしょうか?最初からモチベーションが低い社員は少なく、組織側に何かしらの原因があることが多いです。原因はさまざまですが、よくあげられる事例に以下の5つがあります。

①就業環境が合わない
②評価制度が不透明
③自主性が尊重されにくい
④組織になじみにくい
⑤キャリアプランが立てられない

これらのマイナス要因を改善すれば、社員の働きがいを喚起しモチベーションアップが期待できるようになります。

社員モチベーションをアップさせる向上施策

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それでは、どうすれば社員モチベーションを向上できるのでしょうか。5つの原因に対する解決策をそれぞれご紹介します。

1.就業環境を改善する

社員モチベーション向上施策の前提として就業環境を確認することが大切です。まずは、衛生面や雰囲気など就業環境を見直してみることをおすすめします。オフィスワークの場合、机の配置や陽当たり、給湯室など社内施設の改善を検討してみるといいかもしれません。

人事部や管理部が社員にアンケートをとり、それぞれの就業環境を確認することも1つの方法です。社員が業務過多や人間関係で悩んでいる場合は、モチベーションの低下だけでなく離職を招きます。そのため、社員本人や部署管理者にヒアリングをし、業務分担や人事異動を考慮した早めの対応が必要です。

2.明確な評価制度を整える

人事評価制度の見直しや新設も社員のモチベーションの向上に役立ちます。この場合の評価制度とは社員の能力や貢献度を判断する明確な基準です。

社員の実績を客観的に評価するのはもちろん、上司や人事との1on1面談を通して、納得感を高めてもらうのも効果的です。評価の理由を明確化し、それに伴う昇進や昇給を提示することで、社員のモチベーションアップが期待できます。

3.自主性を尊重する社内の仕組みづくり

人事評価や昇進制度とは別に社員の自主性を引き出す社内の仕組み作りも大切です。例えば部署移動を希望制にしたり、社員が自らやりたい仕事を企画提案してプロジェクト化したりすれば、社員のモチベーションの向上に役立ちます。

社員のモチベーション向上事例として、ソニーとリクルートの施策があります。ソニーでは新しいチャレンジをしたい社員が希望の部署に異動申請できる「社内募集制度」が有名です。リクルートでは新規プロジェクトの提案制度「Ring」から多くの新規事業が開始しています。

4.オンボーディング施策に力を入れる

新入社員や中途社員がいち早く組織になじみ、業務に適応することを支援する「オンボーディング施策」も大切です。厚生労働省の調査によると、大卒の新入社員の約3割と高卒入社社員の約4割が3年以内に離職しています。その背景には、仕事や待遇への不満・人間関係への悩みなどが主な理由としてあります。社員の早期離職を防ぐには、新入社員を組織の一員として手厚くフォローする施策が必要不可欠です。

入社後の研修が終わったら、社員一人ひとりにメンターをつけて定期的に1on1面談を行ったり、新入社員専用コミュニティや親睦会を設けたりしてみるのも効果的です。社員の満足度が高まるとモチベーション向上につながり、会社の業績アップにつながる好循環を生みます。

これら社員のオンボーディングを成功させるには、社員の気持ちに寄り添う柔軟な発想を持ったマネージャーの存在も重要です。

5.社員のキャリアプラン構築を支援する

キャリアプランを立てることも社員のやる気向上施策になります。社員が中長期の目標を持つことで、業務で困難に直面しても挫折しにくくなるためです。長い目線でキャリアプランを構築するには、今所属している業界の常識に捉われず、幅広い思考をもつことが大切です。

そのために一定期間、自社を離れて新しい視点や価値観を得られる「越境学習」は効果的な施策の1つといえるでしょう。越境学習についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。

まとめ:社員モチベーションの向上させる5つの方法

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社員のモチベーションの向上に役立つ施策を以下5つのポイントでご紹介しました。

①就業環境の改善 
②評価制度の整備 
③自主性を尊重する仕組みづくり 
④オンボーディングの強化 
⑤キャリアプラン構築の支援 

まずは組織における社員モチベーションの現状と課題を分析してみることが第一歩かもしれません。

NPO法人クロスフィールズは、社会課題の現場と企業で働く人をつなぐ様々な事業を行っています。新しい取り組みや一人ひとりの物語についても公式noteやホームページでご紹介しています。ぜひご参照ください。


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