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NPO転職してどうだった?同期3名にインタビュー!

外資系コンサルや大手メーカーなど、様々な経験をもつメンバーが活躍するクロスフィールズ。今回は異なる業界から2021年5月に加入した同期3名より、転職のきっかけや業務のやりがい、自身の成長などざっくばらんに話してもらいました!

写真左から
鈴木園子:前職は公的セクターで人材育成事業に従事。現在はプロジェクトマネージャーとして留職プログラムを中心に担当

田熊彩子:外資系戦略コンサルファームより転職。現在は事業副統括マネージャーとして
主に社会課題体感フィールドスタディを担当
(本人インタビューはこちら

渕上拓美:大手印刷会社から転職。現在は留職/ Co-Create事業リーダーとして
留職プログラムや課題解決に向けた企業とNPOの連携事業に取り組む
(本人インタビューはこちら

異なるセクターからNPOに飛び込んだ理由

――それぞれクロスフィールズに転職した理由を教えてください 

鈴木:もともと国際協力に興味があり、前職で人材育成にも携わっていた経験からクロスフィールズの「人材育成×国際協力」というアプローチにピンときて応募しました。当時、選考を担当していたマネージャーが女性だったのも加入を決めたポイントです。実際にクロスフィールズはマネージャーの半数が女性なんですよね。 

田熊:私は前職で「NPOを立ち上げたOGがいる」と共同創業者の松島を教えてもらってクロスフィールズを知り、3年ほど戦略コンサルで務めた後にビジネスの力を使った社会課題解決を行いたいと思って転職しました。  

渕上:二人と違って自分は前職のメーカー時代はNPOについて知識はほぼゼロでした。転職活動の時はベンチャー企業を中心に探していましたが、クロスフィールズを知り、「企業のリソースを活用しながら社会課題の解決に取り組むのは面白そう」という好奇心で加入しました。  

――加入後にどんなギャップや驚きがありましたか? 

渕上:NPOで働くイメージが全くなかったのですが、「意外とちゃんとしている」と驚きました。社会性だけでなく経済性も考えて活動しているし、リスクマネジメントや法務への意識も高く、事業基盤がしっかりしているな、と。

鈴木:あと加入直後に組織のビジョン刷新があって、メンバー全員を巻き込んだワークショップを踏まえて作っていたのも新鮮だったよね。新ビジョンの発表後には質問やコメントするオープンな場があって、メンバーの納得感を大切にする組織なのだと思いました。

世界中のNGOから刺激をもらい、日本のビジネスパーソンに変化を起こす

――特に印象的だった業務は何ですか?

鈴木:留職などでの協業に向けて、NGOやソーシャルスタートアップを訪問する開拓出張ですね。コロナ禍があけたタイミングでベトナムへ行ったのですが、どの団体も「留職を待っていたよ!」「クロスフィールズとまた一緒に働けるのが嬉しい」と言ってくれて、信頼関係の強さを実感しました。

渕上:開拓出張はおもしろいよね。新興国のNGOや社会課題解決に取り組むスタートアップを訪問するなかで、いろんな人がそれぞれストーリーを持って活動していることを実感できる。くまちゃん(田熊)も、フィールドスタディで開拓出張に行っていたよね。
 
田熊: 特にSIM※の開拓出張は、舞台となる都市を開拓して、NGOやスタートアップを発掘している感覚が面白いかな。何回か現地に足を運びながら『どうしたら社会課題解決の動きを加速できるか?』とプログラムを作っていく過程は、難しいけどワクワクする。

※Social Innovation Mission。大企業やスタートアップの役職者が1週間ほど海外の社会課題の現場に訪問するプログラム。今年はインドで実施し、都市と農村を訪問した。昨年の様子はこちら

渕上:あとはプログラム参加者が変わる瞬間も印象的だったな〜。留職では英語に自信がなくて全く行動できていなかった参加者に対して、「このままだと、やりたかったことができなくないですか?」と伝えたら、翌日から行動がガラっと変わって。人は変われることを実感したし、変化した参加者が課題解決に取り組む姿を見て「日本のビジネスパーソンには、できることがもっとある」という希望を感じたんだよね。
 
田熊:参加者の変化って印象に残るよね。それはフィールドスタディでも同じで、昨年ケニアで実施したSIMをきっかけに、アフリカへの事業進出を加速したスタートアップや、現地団体と連携して新たな研究テーマを立ち上げた大企業の参加者もいて。

現地訪問を「いい経験」で終わらせるのではなく、社会課題解決のアクションにつなげているのが嬉しかったな。私はクロスフィールズで「ビジネスのリソースを活用した社会課題解決」に取り組みたいので、こういった事例をもっと生み出したいと思っているよ。

クロスフィールズは企業とNPOの協働を創るコーディネーター

――仕事における難しさを教えてください

鈴木:留職もフィールドスタディも本番勝負で、参加者がどんな反応をするのかわからないことです。毎回しっかり設計しますが、「相手に響くだろうか?」という気持ちも生まれます。その一方で、相手の反応によってプログラムをチューニングしていく面白さもありますね。 

渕上:クロスフィールズって、どの事業でも答えがないから難しいよね。
前職時代、仕事量は多かったけどやることが決まっていたから今ほど難しさは感じなかった。でも今は決まったモデルがないし、既存事業も常に改善し続けているので、いつも新しいことに挑戦している感覚があるかな。
 
――クロスフィールズで培われたスキルを教えてください

渕上: 1つは異なるステークホルダーをつないで、協働を創っていくことです。クロスフィールズでは企業とNPOをつなげる役割を担うことが多く、経済性を大事にする企業と社会性を大切にするNPO、それぞれの文脈を理解して双方の落とし所を見つけていく必要があります。お互いにとって良いコラボレーションを生み出していけるように、協働を創るコーディネーターとしてのスキルを日々磨いています。 
 
鈴木:クロスフィールズって企業とNPOの中間に立って、異なる立場の意見を聞けるから、自分の視野も広がるよね。

留職では日本企業からの参加者(写真・左)と派遣先のリーダー(右)をつなぐ役割も担う

渕上:クロスフィールズに入ってから自分自身に変化があったと思う?
 
田熊自分のやりたいことが今まで以上に明確になって、それを人に伝えるようになったことかな。フィールドスタディで参加者に「仕事を通じて実現したいこと」を聞いていくなかで、自然と自分も考えを深めるようになった。やりたいことを受け入れてくれるクロスフィールズの環境も変化の要因かも。
  
鈴木:メンバーそれぞれが軸ややりたいことがあるから、一緒に働くなかで刺激をもらえるよね。ふっちー(渕上)はどう?
 
渕上:僕は他の人と自分を比べなくなったこと、かな。前職では人から評価されたいという一心でキャリアアップすることが目的になっていたけど、クロスフィールズではやりたいことをやるためのキャリアアップ、という感覚。あくまでキャリアアップは手段というか。だからスキルや肩書きで他人と自分を比較するのではなく、「自分は何がしたくて、それをやるためには今の自分に何が足りていないのか?」と考えるようになったな。
 
――どんな人がクロスフィールズに向いていると思いますか?
鈴木:クロスフィールズという環境を使って、やりたいことがある人ですね。国内外の団体とのネットワークや日本企業のリソースを使って何かやりたい・社会課題解決をしたい、という人には面白いのではと思います。
 
田熊:私も「社会課題を解決していきたい」という気持ちがあるのは大切だと思う。なおかつ、その実現に向けて自律的に行動できる人が向いているかも。クロスフィールズは手をあげたら挑戦できる環境なので、臆せずどんどん挑戦してほしい!
 
渕上:あとは、異なる価値観を理解してそれを通訳できる人も活躍できそう。日本でも海外でも、協働パートナーは社会課題の現場で活動するNPOや社会課題解決に取り組むスタートアップの方々。彼らの文脈を理解して、それを日本企業からの参加者にわかりやすく伝えていくことが、プロジェクトのカギだとも思う。
 
――今後、どのようなことに取り組みたいですか?

田熊ビジネスやアカデミアのリソースを使って社会課題を解決する動きを生み出したいです。そのために、まずは関わる人々の情熱や想いなどの「will」を育みながら、そのwillに基づいて行動していく後押しに取り組みたいですね。より大きなアクションとしては、社会課題解決につながる事業創出にも挑戦したいです。

鈴木私も社会課題を自分事化した人々が、さらに行動するきっかけや機会を提供したいな。あとは個人的にずっとやりたい女性のエンパワーメントにも取り組みたいですね。加入当初はクロスフィールズで取り組むことを想定してなかったけど、最近は「クロスフィールズでも何かできそう」と考えるようになりました。
 
渕上:二人とも真面目!笑 自分は「もっとおもしろい世の中をつくって楽しく過ごしたい」かな。そのためにはクロスフィールズで企業とNPOの協働をどんどん生み出して、課題の現場にリソースを届けることを加速させたい。これって一筋縄では行かないし、難しいことも多いけど、この難しさを楽しみながらもっとおもしろい世の中を作っていきたいな
 
田熊:こうやって話すと、私達ってやりたいことの方向性が似ているよね。だから仲がいいのかも。笑

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