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外資系ITからNPOへー待っていたチャンスの連続

「クロスフィールズは自分のやりたいことを実現できる場所」

こう語るのはプロジェクトマネージャーの藤原です。

外資系IT企業からクロスフィールズに飛び込んで約2年、これまで自身のミッションである「社会課題に関心を持つ人を増やす」ことに取り組み続けています。

★藤原


藤原未怜:外資系IT企業でコンサルタントとして活動したのち、2019年12月にクロスフィールズに加入。2020年6月〜12月には認定NPO法人カタリバへの出向を経験し、現在は「共感VR」事業をメインに担当。

挑戦するため外資系企業からNPOに飛び込んだ  

小学生の頃から世界の貧困や飢餓などが気になっていました。そういった課題を知らない友達に関心を持ってもらうにはどうしたらいいんだろう?と考える、少し変わった子どもでしたね。

その思いは大学時代も変わらず持ち続け、社会課題に関心を持つ人を増やすことに取り組みたいと思っていました。「より多くの人が当事者意識を持って行動すれば、社会課題は解決できる」と考えたんです。まずはビジネス経験を積もうと新卒では外資系のIT企業に就職し、コンサルタントとして働きました。

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転職を考え始めたのは入社4年目の頃です。ある程度、経験を積んで仕事のスキルが身についたので新しい環境でチャレンジしたくなり、「社会課題の解決に挑みたい」という子どものころからの思いを叶えたくなったんです。

元々興味があった子どもの教育に携わる組織を中心に転職先を探し、子ども向けに社会課題を考えるきっかけを作る仕事をしたいと思っていました。

しかし、クロスフィールズの「働く人に対して社会課題への関心を高める」というアプローチに可能性を感じ、加入を決めました。

予想外の形で教育現場に携わる毎日 


加入したら思ってもみない形で、子ども向けの教育に関われることになりました。半年が経った頃、認定NPO法人カタリバに出向することになったんです。

カタリバは「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会」の実現をめざす団体です。さまざまな活動を通じて、子どもたちに多様な出会いと学びのきっかけを届け、社会に彼らの居場所と出番をつくることに取り組んでいます。 

教育現場で活動するカタリバでの業務経験は、本当にたくさんの学びがありました。6ヶ月間の出向中は「カタリバオンライン」事業の実施運営や学術機関と連携したプログラムの効果検証など、様々な形で教育現場に携わりました。このとき得た視点や知識は今も活きています。

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2020年12月にクロスフィールズへ復帰してからは「共感VR」事業をメインに担当し、今は中高校生向けのコンテンツ作成に取り組んでいます。

このコンテンツは、国内外における社会課題の現場を中高生がVRで体感するものです。VRの舞台はタンザニアの未電化地域や日本で暮らす難民の生活など、生徒が普段接する機会の少ない世界。「授業を通じて、こんな世界があると初めて知った」という声が、私のモチベーションになっています。「生徒に社会課題との接点が作れた」という実感が湧くんです。VR映像で見た社会課題について、「もっと知りたい」という彼らの探究心を育むことが目的です。

自分でゴールを作る難しさとワクワク 

VRコンテンツを作成し、それを先生たちに授業で使ってもらうことで、生徒が社会課題に触れる接点は作れます。でも私が実現したいのはその先、社会課題への自発的な関心を引き起こすこと。「もっとこの課題について知りたい」「自分にできることはなんだろう」と思ってもらいたいんです。

彼らから関心を引き起こす方法に、正解はありません。自分たちで答えを見つけていくしかないんです。自分たちで答えを見つけるには、「何を達成したいか」というゴールを常に持つこと。VRのコンテンツ作りでは、そのゴールに向けて仮説を立てて実行することを繰り返しています。そしてこのゴール自体も状況に応じて柔軟に変えながら、プロジェクトを進めています。

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前職では「顧客の課題解決」という明確なゴールがあり、その達成に向けてPDCAを回してプロジェクトを進めていればよかった。でも今はゴール自体を作らないといけない。これってすごく難しいのですが、ゼロから新しいものを生み出すには必要だし、ワクワク感もあります。

やりたいことが実現できる場所

クロスフィールズに加入して約2年、ずっとやりたいことに取り組んでいる感覚です。これは自分の関心や意思をマネージャーに伝える機会が多いなど、一人ひとりの意思を尊重するクロスフィールズの風土のおかげだと思います。

定期的なオフィシャルな面談だけでなく、チームメンバーとの普段の会話でも、お互いのやりたいことについてけっこう話しますね。カジュアルに「こんなことやってみたい」と話した内容を覚えていてくれて、機会を与えてくれることが多いんです。一方で機会はもらうだけじゃなく、自分で生み出そうという意識も大切にしています。

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私にとってクロスフィールズは「これがやりたい」という、個人の想いを実現できる場所だと感じています。

今後もあらゆる年代で「社会課題に関心を持つ人を増やす」ことに取り組んでいきたいです。関心を持って行動する人が増えれば、社会課題は解決できると信じています。

※藤原の出向はこちらの記事で詳しくお伝えしています

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