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日本で越境?留職レポート・国内編

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日本で越境し、社会課題の解決に挑戦するストーリーをお届けします。
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記事一覧

ハウス食品社員が食に関わるベンチャーに越境!留職者×受け入れ団体インタビュー

ハウス食品の君塚さんは、2022年5月から翌年 2月まで、ベンチャー企業のフードピクトに留職しました。「より良い食体験をすべての人に届ける」ことを目指す同社で、プロジェクトリーダーとして新規事業の開発に携わった君塚さん。 今回は留職中やその後の変化について、君塚さんと受け入れ先のフードピクト代表・菊池さんから伺いました!聞き手は本プロジェクトを担当したクロスフィールズ渕上です。(以下、敬称略) 留職先で新規事業のリーダーに!うまくいかない日々を変えた一言――君塚さんが留職

日本からカンボジアの社会課題解決に貢献―そこで見つけたパーパスとは

損保ジャパンの北田さんは、2022年6月から翌年3月まで留職 (国内派遣)に参加し、NPO法人SALASUSUで活動しました。 9ヶ月の留職を通じて、「これまで模索していた、”人生におけるパーパス” が見つかった」と語り、リモートでもカンボジアの事業に大きく貢献した北田さん。その様子をお伝えします。 リモートでカンボジアの営業チームを支援北田さんは2011年に損保ジャパンへ入社し、主に営業を担当してきました。留職に参加したのは「海外での事業展開も経験しつつ、経営を体系的に

アフリカンプリントよりパワフルな9ヶ月!留職で見つけた『好き』の大切さ

損保ジャパンの日髙さんは2021年6月から翌年2月までRICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)に留職し、生産フローの改善やマーケティングを担当しました。 RICCI EVERYDAY は、多くはウガンダの⼥性や元子ども兵など社会的に疎外された女性たちが作るライフスタイル商品を日本に販売しています。代表の仲本千津さんがお母さまとともに2015年に創業し、ウガンダの工房ではおよそ20名が働いています。 「RICCI EVERYDAY が手掛ける大胆でパワフルなアフリ

生チョコで春の花を表現!ハウス食品の研究者が送った彩り豊かな留職の日々

ハウス食品の研究職・中西さんはマザーハウスに留職し、日本の四季をテーマにした生チョコレートの製造から販売に取り組みました。 その経験から「食に関する事業で環境問題に取り組みたい、という仕事を通じて成し遂げたい志を見つけられた」と振り返る中西さん。どのような留職の日々を送ったのでしょうか。 留職に参加したきっかけ中西さんが2021年5月から翌年2月まで活動したのは(株)マザーハウス。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもと、バングラデシュなど6カ国でアパ

もう1つの留職レポート―課題の現場で起こった変化とは

クロスフィールズはさまざまな形で国内外の社会課題の現場とビジネスパーソンをつなぎ、事業を通じて課題解決の加速に取り組んでいます。その1つが「留職」です。これまでのレポートでは留職者の様子をお伝えしてきましたが、今回は受け入れ団体の声をお届けします。留職を通じて、社会課題の現場にどんな変化が起こったのか。昨年6月から今年2月までSOMPOホールディングスより留職者を受け入れた3団体にお話を伺いました。 UNCOVERED FUND /代表 寺久保 拓摩さん「留職者は共同創業者

チョコを溶かすほど熱い9ヶ月、損保ジャパン社員が見つけたもの

「しんどさ以上に楽しくて、かけがえのない時間になっていた」 こう振り返るのは損保ジャパン(株)の閏野さんです。入社から7年、営業などの経験を経て2020年6月から翌年2月まで国内留職に参加しました。 留職先のDari K(株)は2011年創業のベンチャー企業です。インドネシアでカカオ豆の生産からチョコレート製造、日本での販売まで一貫して行っています。創業者の吉野社長は「チョコレートを取り巻く市場の歪みを直したい」という思いで金融アナリストから転身。流通量の低かったインドネ

日本からラオスに「越境」ーリモートで現地の課題に挑んだ3ヶ月

今回は「オンラインプロボノ」の様子をお伝えします。このプログラムは業務時間の20%程度を使い、新興国の社会課題に日本からリモートで取り組むものです。参加したのはアステラス製薬(株)の武久さんと片野さん。MRとして経験を積んできた2人です。 「スキルを活かして社会貢献したい」「リモートで新興国の課題解決、という新たな挑戦をしたい」。そんな思いを持つ2人が2020年12月から3ヶ月にわたりプロボノとして支援したのは、ラオス農村部で貧困問題などに取り組むLaos Buffalo

日本からグローバルに社会課題を解決!2人の挑戦ストーリー

ビジネスパーソンが新興国のNPOや社会的企業で社会課題の解決に挑む「留職」。異なる価値観のなかで数々の壁に直面しながら現地の課題に取り組む過程で、参加者のリーダーシップが育まれるプログラムです。しかし新型コロナウィルス感染症拡大により海外渡航が困難となり、新興国での実施は難しい状況に。そうした中でも留職の取り組みを継続すべく、クロスフィールズでは日本国内のNPOや社会的企業で課題解決に挑む「国内留職」をスタートしました。国内留職の実施パターンのひとつに、英語も駆使しながら社会

KIRINのビジネスマンが宮城県・石巻のホップ畑から社会課題に取り組む!

クロスフィールズは新規事業のひとつ、国内留職(CSV型)をスタートしました。その第一弾として、キリンホールディングス株式会社の土橋さんが2020年5月から一般社団法人 イシノマキ・ファームでの留職を開始。1ヶ月にわたったリモート業務を終え、6月下旬より現地での活動が始まりました。そこではどんな経験が土橋さんを待っているのでしょうか。その1週目に密着してきました。 海外での留職が一転、国内に本来であれば、ベトナムでの留職を予定していた土橋さん。入社当時から抱いていた「食で世界